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象(ゾウ)の寿命は? 動物園では野生の1/3しか生きられない!?「はな子」は長生きだった。 [身体の健康]

日本で1番有名な象「はな子」(推定69歳)が死んだと発表された。 国内最高齢のはな子は、多くの飼育員らにみとられながら、大往生をとげた。


通常、動物園で飼われている象(ゾウ)は野生の象と比べて1/2~1/3しか長生き出来ないと言われているが、「はな子」に関しては野生と変わらず長生きした。 飼育員の方たちの努力と愛情が長生きに導いたのではないか?

野生の象と動物園の象の寿命を比較してみよう

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一般的に野生の象(ゾウ)の寿命は70年~80年と言われている。アジアゾウが80年。 アフリカゾウは70年(はな子はアジアゾウ) 
象は陸上で最も体の大きな動物なので、大人になれば他の動物たちに襲われるということはほとんどないのも寿命が長い理由だ。


しかし、意外なことに野生よりも動物園で飼われている象は短命なことを示すデータがある。 私たちのイメージでは「他の動物に襲われない環境」と「豊富な餌」で長生きしそうなイメージがあるのだが、間違いのようだ。


ヨーロッパで行われた実験だが、1960年から2005年の間にヨーロッパ各地の動物園で飼養されていた786頭の雌のアジアゾウとアフリカゾウの記録を分析した。


動物園で飼養されているアジアゾウの寿命とミャンマーの木材企業の使役ゾウ(耕作や交通手段などの、人間の作業のために使われる象)の寿命を比較。


その結果、アジアゾウの平均寿命は、動物園で生まれたものは18.9年、ミャンマーの使役ゾウは41.7年だった。


大事に飼育するよりも働かせた象の方が、長生きするという結果に!


また、アフリカゾウは、動物園のゾウの寿命とケニアのアンボセリ国立公園に生息するゾウの寿命を比較している。


アフリカゾウの平均寿命は、動物園の象は16.9年、野生では35.9年だった。国立公園内で人間に殺される個体を統計から除外すると野生での平均寿命は56年となり、動物園で飼養されている個体の平均寿命の3倍にもなった。


動物園のゾウの死亡原因は主にストレスと運動不足だと言われている。 


また、別の研究ではイギリス国内にある13の動物園の77頭の象を調べた。その結果、象は平均して83%の時間を屋内で過ごし、71頭が太りすぎであることが分かった。また、正常に歩行できるのは、わずか11頭だけだった。


人間と同じで、「運動不足」は病気・短命の原因になるのか?  人間の為に働いてる象の方が長生きとは皮肉な話だ。 大事に扱うほど短命になる。


子供の頃の徳川家康が今川義元の人質として捕まったとき、ひどい教育をしたという話を思い出す。


「朝から晩まで旨いものを食べさせて、冬は暖かくしてやり、夏は涼しくしてやれ。」「大事に大事に育てろ!そうすれば大抵の奴ははダメ人間になる!」


というのがある。 コマーシャルでもやっているが「旨いものは糖分・脂分でできている」病気に近づくし、ワガママ放題(人望失い)。


「大事にする」仕方を間違えてはいけないという教訓だ。  「はな子」が長生きできたのも飼育園の人たちの努力がそこにあったのではないか?





象は短命のデータがでてきたが、他の動物はどうだろう? と調べてみたら長生きする例も多いのだとか。


従来、野生動物は子孫を残すことが出来なくなると長生きしない。象の場合は60歳ぐらいまでは子孫をつくるので70~80歳が寿命だそうだ。 しかし動物園だと年老いても栄養ある餌は供給されるし、他の動物に襲われることもないので、野生よりも長生きできるものも多い。

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