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「エイジス」ブラック認定公表で評判・株価は?1社のみ?みせしめか? [ニュース]

国が初めて違法な長時間労働への行政指導で企業名を公表。 不名誉なとばっちりを受けたのは 株式会社エイジス(英文名AJIS CO., LTD.)。


公表されてしまった以上、株価・評判は大きく下がるだろうが、不思議なのは1社だけ? 他にもいっぱいあるだろう。 行政のアピールなのか?見せしめなのか? もしくはたくさんブラック企業があるなかで群を抜いているのだろうか?

ネット上のエイジスの評判・口コミを集めてみた。

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(以下引用)
社名 株式会社エイジス(英文名AJIS CO., LTD.)
代表者 代表取締役社長 齋藤 昭生
設立年月日 1978年5月23日
資本金 475,000千円
売上高 21,829百万円 (2015.3.31現在) ※連結
従業員数 701名 (2015.3.31現在)  ※連結
営業拠点 直営48拠点 FC35拠点 (2015.3.31現在)
業務内容 ●実地棚卸サービス
●その他の流通業周辺サービス

エイジスは上場企業で棚卸し代行業者だ。 棚卸しはどんな企業にも必要な業務だ。

<公表までの経緯>

厚生労働省が去年から、行政指導の段階で実名公開をするという方針を出していた。実名を出すことは、その企業の評判を大きく落とす。 

行政指導とは行政からの助言・指導・勧告だ。平たく言うと法的拘束力が無い「改善のお願い」だ。
この段階でまさかの社名公表。 背筋が伸びた経営者はいるはずだ。 


本来は行政指導⇒行政処分。行政処分は行政指導より強制力が強く、公権力の元、営業停止命令や許可取り消し処分が下すことが出来る。 今まではこの段階で社名がでていたが、まさかの行政指導だ。

でも、不思議なのは1社だけ? そんなことないでしょ。 夏の選挙に向けて「取り締まって、「俺ら働いているよ」アピール」なのか? と疑ってしまう私がひねくれているだけか?

この後もバシバシ社名公表されたら本気で労働環境改善をやろうとしているのだろうな~と感じる。

そうなると「エイジス」の株価も一時的な下落で終わるかな。 公表1社目のインパクトは残ったが、後から続々と公表されれば「普通」になってくる。 後は「改善」した者勝ち。 棚卸しはなくならない作業だし。 

でもあまり公表しすぎると「経済失速」につながるかもしれないのでせいぜい数社かな。 エイジスだけで終わったら逆に厚生労働省に不信感だな。


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<法律>
(以下引用)
第32条(労働時間)
•使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間(※)を超えて、労働させてはならない。
•使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

・時間外労働
1日で8時間を超える分の残業。 例)通常8時間勤務の人が1時間残業した場合は、法律の上限である8時間を超えている事になるので、超えた分の1時間については時間外労働となる。

時間外労働の場合、会社は通常通りの時給だけでなく、更に割増し賃金を払わなくてはいけない。
どれくらい割増になるかは就業規則等で決められている場合もあるが、

・8時間を超える普通の残業・・・25%増し
・午後10時から朝5時までの深夜残業・・・50%増し
・休日労働の場合・・・35%増し
などを下回っていると労働基準法違反になる


エイジスの場合は賃金的な違法の報道はなく、残業代はしっかり払われていた模様。 ネット上の評判・口コミサイトでも体力的に厳しいけど賃金的には◯している人が多い。 

(以下引用)
18時集合19時入店29時退店30時帰社の場合、20時~30時(間休憩時間合計1時間挟む)の9時間が給料発生時間で22時~29時までは深夜割り増しとして給料+35%です。また残業が1時間発生しますので、残業時間は給料+25%です。今回の場合深夜時給の時間帯に残業時間が発生しますので、(基本時給+35%)+25%です。
基本時給+60%ではなく、(基本時給+35%)+25%という所がおいしい所です。


サービス残業なんてザラにある時代で残業代はしっかり払われていた模様。これは立派! 「賃金しっかりしている分まだマシ」と私は思ってしまう。 しかし、繁忙期になると殺人的なスケジュールになることもあるとか。 


(以下引用)
百貨店様等に行った場合、16時集合、翌17時終了(25時間)、オフィスに戻って18時から次の日の仕事が開始されるなんて事もあります・・・。(殺す気かと)


新人君とベテランさんの仕事のスピードは4~5倍くらいちがうそうなので、まさに「仕事は出来る人に集まる」の法則だ。 


<まとめ>

ホンダの創立者 本田宗一郎は車が好きすぎて、食事中も風呂に入っているときも車のことばかり考えていたという。  暇さえあれば「仕事」ばかり  傍からみるとスゴイ労働時間だが、本人からしたら好きなことをやっている「幸せな時間」だったとそうだ。


ブラックかどうか?は一概には労働時間だけでは決められないと思う。 仕事が大好きで「人生のやりがい」や「使命」になっている人も多いと思うので。


仕事は「自らやっているのか?」それとも「やらされているのか?」で大きく変わってくる。 当然ルールがなければいけない話なので「法を守る」ことは大事だが。


今後 続々と公表されていくのか? ひっそりと終わっていくのか? 国の姿勢にも注目をしていきたい。 

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