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ヒトラー(ナチス)の思想とは「優生思想」。植松聖を障害者虐殺に駆り立てたもの。 [ニュース]

障害者施設で入所者が刃物で刺されて19人が死亡、26人が重軽傷を負った大事件で、植松容疑者が病院に措置入院中だった2016年2月、病院の担当者に対し、「ヒトラーの思想がおりてきた」と話していたそうだ。


ヒトラー(ナチス)の思想とは「優生思想」のこと。


どのような思想なのだろう? 調べてみた。


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(以下引用)
「優生思想」とは、劣等な子孫の誕生を抑制し優秀な子孫を増やすことにより、単に一個人の健康ではなく一社会あるいは一民族全体の健康を計ろうとする思想をいう。それゆえ、「優生学」は「民族衛生学」とも呼ばれる。


要約すると優秀な人間を意図的に作ろう。という学問で有名になのがナチスドイツである。 ドイツ民族を遺伝的により進化させるため、1939年から1941年8月までに、約7万人の障害者が「生きるに値しない生命」として抹殺された。



<詳細>
1939年にナチスは障害を持つ子供を対象とする秘密の虐殺作戦の準備を開始。1939年8月18日すべての医師、看護婦、助産婦に対し、重度の精神的または身体的障害の兆候がある新生児および3歳未満の子供の報告を強制。

1939年10月 障害を持つ子供たちの保護者に対し、ドイツとオーストリア国内に特別指定された小児診療所に子供を入院させることを奨励。

実際には、これらの診療所は特別に採用された医療担当員が子供たちに致死量の薬剤を過剰投与したり、子供たちを餓死させたりした子供の虐殺病棟だった。


想像しがたい歴史だが、優秀な国民にするために自国の子供たちを抹殺し続けたのである。 当時、ドイツの医者の半分近くはナチ党員だったと言われている。 著名な医学教授や精神病教授、高名な医者が参加に同意し、医学界の指導者のみならず相当数の医者も詳細な説明を得ていたそうだ。


この「安楽死プログラム」は徐々に拡大。

子供たちだけでなく、統合失調症・てんかん・認知症・脳炎、よびその他の慢性的な精神疾患や神経疾患を患う患者。精神異常の犯罪者、および5年を超えて療養施設に入所していた人など幅が広がったいった。


1941年8月に「安楽死プログラム」は中止をされたが、陰では「安楽死」プログラムはそれまでどおり継続され、第二次世界大戦末期まで続いたと言われている。

その被害はドイツと併合されたオーストリアやボヘミアなどにも波及。 高齢患者、爆撃犠牲者、および外国人強制労働者など、犠牲になった。

「戦争は不治の病人を抹殺する絶好の機会」「生きるに値しない命」など提言したヒトラー(ナチス)の思想により20万人の命が奪われましたものと推定されている。


これまで、植松聖容疑者は、「世界には8億人の障害者がいる。その人たちにかかるお金はほかに充てるべきだ」「障害者はすべてを不幸にする」など主張している。


自分勝手な思想に浸り、自分勝手な正義を振りかざして、暴挙に出た。ニュースが流れるたびに身勝手極まりない犯行に怒りを覚える。


直接の被害者でなくとも多くの方の心にキズを残した大事件だ。 徐犯行動機がしだいに明らかになってきているが、今後は強く非難して第2の植松容疑者が出てこないことを願うばかりだ。


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