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いじめ自殺。 いじめられても親に隠す心理。  [食育]

名古屋市西区の中学校1年の男子生徒(12)が「いじめが多かった」と遺書を残して自殺した問題で、生徒約500人を対象にした緊急アンケートの結果、のべ80人が生徒へのいじめを見聞きしたと回答したそうだ。

直接 相談を受けた生徒も3人もいるとのこと。

しかし、親には心配をかけさせたくないからなのか、自殺前に遺書を見つけた家族が携帯電話に連絡し、「いじめ大丈夫か、お前」と尋ねたところ、「大丈夫、大丈夫。冗談だ」と答えたとそうだ。

そして、地下鉄鶴舞線の庄内通駅でホームで自殺。

何故、いじめを親に隠すのだろうか? どんな心理状態なのか?

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いじめられている事を認めるというのはげしく自尊心を痛めつけられ、心が傷つく行為である 多少の嫌がらせなら親や友達に強がっている姿をみせてきた人もいるのでないだろうか。


大人でも会社で嫌がらせを受けたり、悪口を言われても、大切な人には知られたくないと思い、内緒にした経験はないだろうか?


大人ですら内緒にするのに、未熟な子供ならなおさらである。  小さい頃は「親に褒められる」為だけに頑張るものだ。  「テストでいい点をとった!」「逆上がりができた」「先生に絵を褒められた」すべてを親に報告をする。


親から「がんばったね。」「えらいね」言われて、また頑張れるものである。


親の前で「優秀な自分」を演じたいのが子供だろう。 かわいいものである。  優秀な部分は親にたくさん報告をして、優秀でない部分は親に隠す子供もたくさんいるではないか。


「弱い自分」「劣っている自分」など見せたくはないものだ。  いじめられても親に隠す心理をまとめてみた。 

・弱い(かっこ悪い)子供と思われたくない。
・自分の中でもかっこ悪い自分を認めたくない
・自分がいじめられる理由を分かっている 
・親に心配かけさせたくない 
・いじめがエスカレートしてしまう事への恐怖
・いっても解決しないというあきらめ。

などだ。

しかし、悪い事にこういった思考状態の人はひたすら我慢をして、時間が解決してくれるのを待ち続ける傾向がある。(いじめっ子とクラスが分かれる、卒業をするなど)


思考は停止状態でひたすら我慢をして閉鎖的になってくる。

こうなってしまうとイジメはエスカレートしていく傾向が非常に強くなるのだ。


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<いじめられっ子の心理>

いじめ自殺について心理学者の加藤諦三さんが、いじめられるっ子の攻撃性について分析をしている。 


いじめられっこは、けして心清い優しい子だけではなく、むしろいじめっこに負けない強い攻撃性を胸に秘めている場合が多いそうだ。 


そもそも自らの命を盾にいじめた相手や社会に対して一矢むくいてやろうというのは、かなり積極的かつ強力な攻撃性であるというのだ。


なるほどと思う反面、これは間違った攻撃性だと私は思う。 「命以上に大切なものなど存在しない」あまりにも、不釣り合いな仕返しと反撃である。


個人的な意見だが、「いじめ自殺」をなくす具体的な方法として「家族で夕食(朝食)を共にする」というのを推奨したい。 


絶対とは言えないが、「家族と夕食をともにしていれば人の道を外すことはない。」という考えが私の根底にある。

本来 食事の場というのはコミュニケーションの場であり、礼儀や躾、親から考え方、価値観などを学ぶ場である。 何が正しくて、何が間違いなのか? 


何気ない会話の中で子供は親の価値観や考え方を感じとって学んでいくのであろう。


正しい判断基準をまだもっていない人たちが集まるのが学校である。

いろんな人間に影響されて子供たちは迷いや間違いを犯すだろう。 間違い自体は子供の成長の為にいいだろう。 しかし1番影響力あるのは身近な親との会話だろう。

今は1人の夕食(孤食)をとる子供たちが多いそうだ。  夜勤や残業といった仕方ない理由もあるだろう。

しかし、できるだけ子供との時間は作っていきたいものである。  親からしたら「いじめ自殺」など耐えられない苦しみである。


なくなることを切に願う。

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さらに、学校は2カ月に1回、いじめの有無を生徒にアンケートしていたが、この生徒がいじめられているという事実は確認していなかったとのこと。

延べ80人がいじめを見聞きしているのに。  学校内の表面的なアンケートでは限界がるようだ。


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