小池百合子氏の殺害予告犯逮捕。罪の重さと実際の刑罰は？ [ニュース]
小池百合子氏のツイッターに殺害予告を書き込んだとして、警視庁は愛知県に住む４０代の男を逮捕した。
男はツイッターに、「明日の朝７時５２分、俺は散弾銃で小池百合子をもう殺す」と記述。
この男性は脅迫罪と威力業務妨害に問われる。
ネットを使った殺害予告（犯行予告）は本気で殺害を実行に移す人はほぼいない。
多くの犯人は「軽い気持ち」「注目されたかった」などのケースが多いが、書き込み1つで人生を狂わすことがあるほど罪が重いので安易にやるべきではない。
脅迫罪・・・「2年以下の懲役又は30万円以下の罰金」
威力業務妨害・・「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」に処する 実際に懲役刑を受けてしまうこともある。
上記のように書いてあるが実際はどうなのだろう？ ここに書いてある数字はあくまでＭＡＸだ。
初犯で悪質でない場合には不起訴となるし、仮に起訴されても半分ぐらい身柄は釈放され、書面で罰則を言い渡され 罰金刑で終わることが多いらしい。
過去の殺害予告（犯行予告）などみて、実際に犯人はどんな刑罰が下されているのだろうか？
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＜脅迫罪＞
第222条 生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする
具体的には・・・「殺すぞ」「殴るぞ」「怪我させるぞ」「息子をさらうぞ」「帰れなくしてや「さらし者にしてやる」「家を燃やすぞ」「トラックで家に突っ込むぞ」などなど
逮捕されてしまうと、約半数が起訴を受ける。 起訴を受けるとほとんどが有罪判決を受けてしまうが、その内半分は簡略的な手続で罰金刑を受けることになる。この場合、罰金刑の言い渡し後すぐに身柄は釈放されるが、前科がついてしまうことになる。
プラス被害者から慰謝料請求をされることもあり。 金額は内容にもよるが、余程悪質なものでなければ慰謝料相場は1～10万円程度と言われている。
＜威力業務妨害＞
234条 「威力を用いて人の業務を妨害する」という罪。
現に業務を妨害される必要はない。 妨害される恐れがあるだけで成立する
犯行予告が嘘であったとして、人の自由意思を制圧するに足りる勢力と判断されれば、威力業務妨害罪が成立する。
＜過去の事例＞
・22歳トラック運転手が福島県内のレジャー施設で、「今夜トラックでひいてナイフを使って殺します」等と書き込み、逮捕。「悪ふざけでやった」と供述。 懲役1年求刑
・2008.7月インターネットの掲示板に「小学校で小女子を焼き殺す」などと書き込んだとして、 23歳の男性を逮捕
「２ちゃんねる」に、「明日午前１１時に丹後小学校で小女子を焼き殺す」「おいしく
いただいちゃいます」と書き込み、同県三郷市の同校の業務を妨害した疑い。
犯人は小女子とは『コウナゴ』と読み小魚の意味で、殺害予告には当たらないと否認しているが、いたずらではすまされない卑劣な犯行として判決は懲役１年６月、保護観察付き執行猶予３年だった。
・31歳会社役員が歌手・平井堅さんのコンサート「コンサートを中止しろ！ じゃないと無差別に刺し殺す」等と書き込み、逮捕。
彼女が平井堅さんのファンで一緒に行く予定だったが、別れた。 その腹いせに犯行予告。後に財団へ損害費用120万円を全額賠償。 懲役１年、執行猶予３年。
・26歳無職男性が「今日の午前中、横浜駅の東口のどこかに爆弾をしかけるわ。死にたい奴は来いや」等と書き込み、逮捕。 懲役1年執行猶予3年の判決
・42歳男性が女性タレントの記者会見を要求し、実現しなければ「新宿区立落合第５小の児童を無差別に殺害する」等と書き込み、逮捕。 懲役2年、執行猶予4年の判決。
・中学3男子生徒が、「和歌山市の○○中学１年生の佐藤さんを３月５日に殺します」などと書き込み、書類送検。
・自営業男性が長崎県五島市の職員すべて皆殺しと書き込み、書類送検された。
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＜書類送検されると・・・＞
「書類送検」とは、「警察が検察に書類や証拠物のみを送付する」という意味。身柄を拘束するのではなく、書類のみで起訴をするかしないか判断してもらうために行われる。
前科はつかないが「前歴」というものがあり，そういうことが過去にあったという記録は残る。
多くの人に恐怖・損害・迷惑・不利益をもたらしてということで殺害予告（犯行予告）の罪は重い。 「悪ふざけ」では済まされないだろう。
ツイッター1発で人生台無しでは笑えない話だ。 今回、小池百合子を狙った殺害予告。都議選中とあり、威力業務妨害の度合いも大きいだろう。
どのような判決が下されるのだろうか。
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男はツイッターに、「明日の朝７時５２分、俺は散弾銃で小池百合子をもう殺す」と記述。
この男性は脅迫罪と威力業務妨害に問われる。
ネットを使った殺害予告（犯行予告）は本気で殺害を実行に移す人はほぼいない。
多くの犯人は「軽い気持ち」「注目されたかった」などのケースが多いが、書き込み1つで人生を狂わすことがあるほど罪が重いので安易にやるべきではない。
脅迫罪・・・「2年以下の懲役又は30万円以下の罰金」
威力業務妨害・・「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」に処する 実際に懲役刑を受けてしまうこともある。
上記のように書いてあるが実際はどうなのだろう？ ここに書いてある数字はあくまでＭＡＸだ。
初犯で悪質でない場合には不起訴となるし、仮に起訴されても半分ぐらい身柄は釈放され、書面で罰則を言い渡され 罰金刑で終わることが多いらしい。
過去の殺害予告（犯行予告）などみて、実際に犯人はどんな刑罰が下されているのだろうか？
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＜脅迫罪＞
第222条 生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする
具体的には・・・「殺すぞ」「殴るぞ」「怪我させるぞ」「息子をさらうぞ」「帰れなくしてや「さらし者にしてやる」「家を燃やすぞ」「トラックで家に突っ込むぞ」などなど
逮捕されてしまうと、約半数が起訴を受ける。 起訴を受けるとほとんどが有罪判決を受けてしまうが、その内半分は簡略的な手続で罰金刑を受けることになる。この場合、罰金刑の言い渡し後すぐに身柄は釈放されるが、前科がついてしまうことになる。
プラス被害者から慰謝料請求をされることもあり。 金額は内容にもよるが、余程悪質なものでなければ慰謝料相場は1～10万円程度と言われている。
＜威力業務妨害＞
234条 「威力を用いて人の業務を妨害する」という罪。
現に業務を妨害される必要はない。 妨害される恐れがあるだけで成立する
犯行予告が嘘であったとして、人の自由意思を制圧するに足りる勢力と判断されれば、威力業務妨害罪が成立する。
＜過去の事例＞
・22歳トラック運転手が福島県内のレジャー施設で、「今夜トラックでひいてナイフを使って殺します」等と書き込み、逮捕。「悪ふざけでやった」と供述。 懲役1年求刑
・2008.7月インターネットの掲示板に「小学校で小女子を焼き殺す」などと書き込んだとして、 23歳の男性を逮捕
「２ちゃんねる」に、「明日午前１１時に丹後小学校で小女子を焼き殺す」「おいしく
いただいちゃいます」と書き込み、同県三郷市の同校の業務を妨害した疑い。
犯人は小女子とは『コウナゴ』と読み小魚の意味で、殺害予告には当たらないと否認しているが、いたずらではすまされない卑劣な犯行として判決は懲役１年６月、保護観察付き執行猶予３年だった。
・31歳会社役員が歌手・平井堅さんのコンサート「コンサートを中止しろ！ じゃないと無差別に刺し殺す」等と書き込み、逮捕。
彼女が平井堅さんのファンで一緒に行く予定だったが、別れた。 その腹いせに犯行予告。後に財団へ損害費用120万円を全額賠償。 懲役１年、執行猶予３年。
・26歳無職男性が「今日の午前中、横浜駅の東口のどこかに爆弾をしかけるわ。死にたい奴は来いや」等と書き込み、逮捕。 懲役1年執行猶予3年の判決
・42歳男性が女性タレントの記者会見を要求し、実現しなければ「新宿区立落合第５小の児童を無差別に殺害する」等と書き込み、逮捕。 懲役2年、執行猶予4年の判決。
・中学3男子生徒が、「和歌山市の○○中学１年生の佐藤さんを３月５日に殺します」などと書き込み、書類送検。
・自営業男性が長崎県五島市の職員すべて皆殺しと書き込み、書類送検された。
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＜書類送検されると・・・＞
「書類送検」とは、「警察が検察に書類や証拠物のみを送付する」という意味。身柄を拘束するのではなく、書類のみで起訴をするかしないか判断してもらうために行われる。
前科はつかないが「前歴」というものがあり，そういうことが過去にあったという記録は残る。
多くの人に恐怖・損害・迷惑・不利益をもたらしてということで殺害予告（犯行予告）の罪は重い。 「悪ふざけ」では済まされないだろう。
ツイッター1発で人生台無しでは笑えない話だ。 今回、小池百合子を狙った殺害予告。都議選中とあり、威力業務妨害の度合いも大きいだろう。
どのような判決が下されるのだろうか。
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