寺内樺風(てらうちかぶ)逮捕。監禁された女性の逃げられない心理。 [ニュース]
2年間少女を誘拐監禁した疑いで逮捕された寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者。 自殺未遂で病院にて療養中。
憶測や予測といったものが飛び交っているが、寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者の監禁目的など真相はまだ謎のまま。
良かったことは誘拐された斎藤あんなさんが自ら逃げ出したということ。 「洗脳」「マインドコントロール」にハマっていなかったことだ。
洗脳された少女は、逃げるチャンスはあっても逃げ出さなくなる。 「何故?逃げなかったのか」というのがよくニュースで話題になるが、そんな単純なことではなく「逆らわない従順な姿」が生きる術になってしまうことがある。
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<希望がなくなると気力を失う>
有名な犬の実験。
イヌを縛りつけて電気ショックを与え続ける。 どんなに努力しても、その苦しみから逃れることはできないと覚えさせる。
次に、簡単に脱出可能な状態でまた電気ショックを与える。 少し努力すれば苦しみから逃れられる環境にいても「逃げる」ことをあきらめた犬はただガマンすること選択する。
象の実験
サーカスで足を鎖にしばられている象がいる。 大きい体に不釣り合いの小さい細い鎖で、象が本気で逃げようとおもえば、いつでもにげれそうだが、逃げない。
理由は、小象の時から同じ鎖を使用しているから。 最初は抵抗して逃げようとするが、体の小さい象は逃げられない。 その内に逃げることをあきらめてしまう。
体が大きくなって逃げることが出来るようになっても「逃げる」こと自体をあきらめてしまう。
動物だけでなく、人間も同じである。
あきらめることで気力がなくなる。
戦時中に捕虜となった際は、常に「脱出」計画を立て続けさせること教えたそうだ。 敵を混乱させる目的もあるが、脱出計画することは生きる希望につながるからだ。
心理学的に興味があったのはアメリカで「奴隷解放宣言」されても多くの奴隷は逃げなかったという事実だ。
解放されて どこにいっても自由なはずだが、多くの奴隷は今までどうりの奴隷生活を選んだ。「自由を求めて旅立つよりも、今の状況がまし(安心)だ」という心理があるそうだ。
「今よりも状況が悪くなるかも・・・」という恐怖の心理状態。
奴隷といっても全てがヒドイ生活を送る訳ではなく、しっかり食事、睡眠など与えられて、「奴隷」は財産(貴重な労働力)といわれ自尊心をくすぐられる生活を送っていたものもいた
人はもともと「変化」をきらう生き物。 未知の世界に飛び込むのは相当な勇気がいるだろう。
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監禁事件ではいろんなパターンがある。
新潟県柏崎市で起こった監禁事件では9年間、監禁されて逃げ出せなかったことが注目された。
当時小4だった女の子は脱出しようとしたが、殴られたりナイフで脅されたりしたため、「(逃げても)連れ戻される」との恐怖心から逃げ出すことができなかったと言われている。
「逃げる」ことを完全にあきらめてしまった。
他にも、激しい暴力で4人の少女を支配下に置いた犯人もいる。 鎖付きの首輪でつないぎ、「ヤクザが見張っている」などと脅した。 熱湯をかけるなどして恐怖心を植え付け、逃走をあきらめさせていた。
女性は保護後、「ペットでも奴隷でもいいから一生置いてもらうしかないと思った」と思ったそうだ。
ひどい話である。「人生」を奪うという点では殺人罪と同じくらい誘拐監禁罪は罪が重たいのではないか。
今回、寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者の元から逃げ出した女性が良かったのはインターネットが使えた点だはないか。
親が心配して探し回っている姿を、ネットで知ることができたのは「希望」になったのではないか。
ネットで知ることが出来なければ寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者の言われるがままに洗脳されていたのではないか。
最後まであきらめなかった親。 希望を失わなかった娘。 保護されて親子が再開できたことは本当に良かった。
希望というのは絶対に失ってはいけないものだなとしみじみと感じた。
許せない犯人の刑罰の記事はこちら
http://good--influence.blog.so-net.ne.jp/2016-03-28
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憶測や予測といったものが飛び交っているが、寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者の監禁目的など真相はまだ謎のまま。
良かったことは誘拐された斎藤あんなさんが自ら逃げ出したということ。 「洗脳」「マインドコントロール」にハマっていなかったことだ。
洗脳された少女は、逃げるチャンスはあっても逃げ出さなくなる。 「何故?逃げなかったのか」というのがよくニュースで話題になるが、そんな単純なことではなく「逆らわない従順な姿」が生きる術になってしまうことがある。
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<希望がなくなると気力を失う>
有名な犬の実験。
イヌを縛りつけて電気ショックを与え続ける。 どんなに努力しても、その苦しみから逃れることはできないと覚えさせる。
次に、簡単に脱出可能な状態でまた電気ショックを与える。 少し努力すれば苦しみから逃れられる環境にいても「逃げる」ことをあきらめた犬はただガマンすること選択する。
象の実験
サーカスで足を鎖にしばられている象がいる。 大きい体に不釣り合いの小さい細い鎖で、象が本気で逃げようとおもえば、いつでもにげれそうだが、逃げない。
理由は、小象の時から同じ鎖を使用しているから。 最初は抵抗して逃げようとするが、体の小さい象は逃げられない。 その内に逃げることをあきらめてしまう。
体が大きくなって逃げることが出来るようになっても「逃げる」こと自体をあきらめてしまう。
動物だけでなく、人間も同じである。
あきらめることで気力がなくなる。
戦時中に捕虜となった際は、常に「脱出」計画を立て続けさせること教えたそうだ。 敵を混乱させる目的もあるが、脱出計画することは生きる希望につながるからだ。
心理学的に興味があったのはアメリカで「奴隷解放宣言」されても多くの奴隷は逃げなかったという事実だ。
解放されて どこにいっても自由なはずだが、多くの奴隷は今までどうりの奴隷生活を選んだ。「自由を求めて旅立つよりも、今の状況がまし(安心)だ」という心理があるそうだ。
「今よりも状況が悪くなるかも・・・」という恐怖の心理状態。
奴隷といっても全てがヒドイ生活を送る訳ではなく、しっかり食事、睡眠など与えられて、「奴隷」は財産(貴重な労働力)といわれ自尊心をくすぐられる生活を送っていたものもいた
人はもともと「変化」をきらう生き物。 未知の世界に飛び込むのは相当な勇気がいるだろう。
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監禁事件ではいろんなパターンがある。
新潟県柏崎市で起こった監禁事件では9年間、監禁されて逃げ出せなかったことが注目された。
当時小4だった女の子は脱出しようとしたが、殴られたりナイフで脅されたりしたため、「(逃げても)連れ戻される」との恐怖心から逃げ出すことができなかったと言われている。
「逃げる」ことを完全にあきらめてしまった。
他にも、激しい暴力で4人の少女を支配下に置いた犯人もいる。 鎖付きの首輪でつないぎ、「ヤクザが見張っている」などと脅した。 熱湯をかけるなどして恐怖心を植え付け、逃走をあきらめさせていた。
女性は保護後、「ペットでも奴隷でもいいから一生置いてもらうしかないと思った」と思ったそうだ。
ひどい話である。「人生」を奪うという点では殺人罪と同じくらい誘拐監禁罪は罪が重たいのではないか。
今回、寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者の元から逃げ出した女性が良かったのはインターネットが使えた点だはないか。
親が心配して探し回っている姿を、ネットで知ることができたのは「希望」になったのではないか。
ネットで知ることが出来なければ寺内樺風(てらうちかぶ)容疑者の言われるがままに洗脳されていたのではないか。
最後まであきらめなかった親。 希望を失わなかった娘。 保護されて親子が再開できたことは本当に良かった。
希望というのは絶対に失ってはいけないものだなとしみじみと感じた。
許せない犯人の刑罰の記事はこちら
http://good--influence.blog.so-net.ne.jp/2016-03-28
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