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チリ地震 日本の津波被害は? 過去には140人以上も行方不明に!? [地震]

日本時間17日7時54分頃、南米チリの沖合でマグニチュード8.3の地震が発生しました。

気象庁は津波が日本にも到達する可能性があると注意をよびかけています。 なぜこんなにニュースで取り上げられているのでしょうか?  過去の津波被害を調べてみました。

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<過去の苦い経験>

過去には6メートルもの津波が来た!!  と言えば多くの人が驚くでしょう。 地球の裏側・南米で起こった地震の津波が届くだけでもすごいのに、それが6メートルなんて。


1960年5月23日4時11分(日本時間)、南米・チリ共和国でマグニチュード9.5という世界最大規模の地震が発生します。 


マグニチュード9.5なんて聞いたことがない規模の地震ですね。 東日本大震災でも9.0なのに、それ以上です。


地震発生から22時間半後に日本全体を襲ったそうです。


<日本を襲った津波>

・宮古湾/2.0~6.3m
・山田湾/2.7~4.8m
・大船渡湾/1.9~5.7m
・広田湾/2.0~6.2m
・志津川湾/2.7~5.7m
・女川湾/3.8~5.4m


死者行方不明142名
負傷者855名 
建物被害46,000棟
罹災者147,898名
罹災世帯31,120世帯
船舶被害2,428隻

津波.jpg
出典www.bo-sai.co.jp



なぜ、ここまで被害が拡大してしまったのでしょうか?


主な理由にあげられているのが、こちらです


・発生源が日本の対極にある事(まさか南米の地震が日本に関係するなんて思っていなかった)
・日本では地震を体感せず、気象庁も経験不足から過少評価してしまった為と言われています。


なんと、地震直後にハワイ地磁気観測所から日本政府にも地震の情報と同時に津波警報が伝えられましたが、気象庁は津波の強度を過小推定したため、日本の津波警報が発令になったのが津波襲来後となったそうです。

地震の体感もなく、警報もなく突然の津波ではどうすることも出来なかったのではないでしょうか。


後日調べてみますと、江戸時代だけでもチリやペルーで津波が発生するたびにハワイや日本にも津波が発生。 逆に日本の太平洋沿岸で地震が発生するとハワイや、米国西海岸、南米に津波が押し寄せていたことが判明したそうです。


今回のチリ地震でも、18日に津波が日本襲来してくいること予測されます。 到達するのに約20~23時間後と考えると18日の朝3時~6時の早朝でしょうか。


2014年4月にもチリ沖地震(M8・1)でも、北海道や東北を中心とする太平洋側で数十センチの津波が観測されました。


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<津波は50cmでも流されます>

ただの波と津波は違います。 字が似ているので混合している人がいますが、波の50cmと津波の50cmでは全く意味合いがちがいます


波は主に風によっておこり、一定のリズム間隔で押し寄せますが、津波は塊となって押し寄せてきます。

仮に津波2メートルというと、2メートルもの大きな水の塊が押し寄せてくるので、人間の力ではどうすることも出来ません。  小屋など簡単に飲み込んでしまうでしょう。


また、津波はスピードも速いです。 1960年の例でお話しすると、津波は時速777kmのスピードで太平洋を渡り日本まで到達しています。 これはジェット機のスピードに匹敵します。


777kmのスピードで水の塊が襲ってきたら いくら50cmといえども足をとられ身体ごともってかれてしまう人はいます。  明日は油断せずに沿岸部には近づかないことが賢明かと思われます。


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